ポータブル電源も容量が大きくなれば比例して、出力能力も高くなるのは事実。
バッテリー容量が大きくなれば体積も大きくなってしまいます。
持ち運び性や災害時の保管にも場所を取り過ぎるのも考えどころ。なので、
条件内容
- キャンプなどアウトドアで持ち運びが可能な大きさ&重量。
- 大容量(1000Wh以上)、高出力(1200W以上の電化製品が使える)電源。
- 高速充電&充電方法が複数ある電源。
EcoFlow EFDELTA 1260Wh
SPEC & 特徴
アメリカTIME誌の「2021年の発明ベスト100(THE BEST INVENTIONS OF 2021)」に選出されました!
EcoFlow自社開発&生産されたポータブル電源「EcoFlow DELTA Pro」がメディアTIME誌が選ぶ「
製品名 | EFDELTA |
重量 | 14kg |
寸法 | 40x 21 x 27cm |
容量 | 1260Wh |
充電方法(入力) | AC壁コンセント(最大1200W X-Steamテクノロジー)、 12Vシガーソケット、 ソーラーチャージャー(最大400W) |
AC充電時間 | 約1.6時間(フル充電時間) |
出力 | AC出力 x6(合計1600W/サージ3100W)、 USB-A出力 x2(12Wx2)、 USB-A急速充電 x2(18Wx2)、 USB-C出力 x2(60Wx2)、 シガーソケット出力 x1(108.8W) |
保証期間 | お買い上げ日から24カ月 |
特徴
このポータブル電源が優れている機能
- 「X-Streamテクノロジー」1時間で0%〜80%まで急速充電が可能
- 同時に13台ものデバイスに給電できる、定格1600W出力!!
今回は前回ご紹介した、
外観と付属品
RIVER Proとのパッケージ比較。1.5倍ほどの大きさでしょうか。
開封すると、しっかりと補強材に包まれております。上部補強材を外すと収納バッグに包まれた楕円形の本体が。
内容物は、EFDELTA本体(収納バッグ付き)・(説明書)・(付属品パッケージ)
付属品内のケーブル類は
- AC充電ケーブル(1.5m)
- シガーソケット充電ケーブル(1.5m)
- MC4 to XT60 ソーラーパネル充電ケーブル(1.5m)
収納バッグを装着してもしっかりとグリップを掴んで持ち運びでき、底面も厚めの生地でできています。
本体に沿ったピッタリしたバッグで、長期間使わない時や、運搬時での傷や汚れ方守ってくれます。
上部に両手で持てるグリップがるので天板があるようなフォルムですが、実際は立方体で
本体重量が14kgあるので、しっかりと持ち上げれる点などよく考えられたデザインだと思います。
天板部分はフリースプレーという塗装だそうで、パターンの違ったムラがあるグレーカラーです。
淵がラバー性で、すり鉢状になってますので小物を置くトレーのような機能を有しています。
本体は防水機能はないので、飲み物等を置く場合は注意が必要です。
RIVER Pro とのサイズ比較。見た感じ1.5倍ほどかと。
容量はRIVEER Proが720Wh、EFDELTAが1260Whなので1.75倍。
重量はRIVEER Proが7.2kg、EFDELTAが14kgなので約2倍。
なので、大きさやデザイン的にも理にかなった考え抜かれた事がわかります。
特許技術:X-Steam テクノロジー
本体裏側にある、フラップを開けると
左からソーラーパネル接続端子、AC充電端子、過負荷保護スイッチ。
急速充電するには、真ん中のAC充電端子に付属のケーブルを壁面コンセントと接続します。
そうなんです!RIVER Proのご紹介でも書いた事ですが、
他社ののポータブル電源の場合、アダプター部分がケーブルの間にあるのですが、
EcoFlowのDELTAシリーズは勿論。ほとんどの製品にアダプターがなく、充電ケーブル直結なんです。
これを実現するには本体内部にこのアダプターの機能を組み込む必用があるので、
その分本体が大きくなる可能性がありますが、考え抜かれた設計で最小限に抑えられてます。
地味にすごい事だと思いましたし、
X-Stream急速充電時の検証
バッテリー容量は0%から。
宅内壁面コンセントに接続と同時に計測スタートです。
コンセントに刺した直後は充電力は250Wほどから始まり、45秒ほどで600Wを超え始めました。
充電容量が10%を超えた当たりまでは650Wほどを維持して充電しておりました。
充電容量が20%前後になると、もう一段階充電電力がアップ。1050W前後まで上がりました。
他の用事をしている間に、充電開始から1時間を2分半ほど超えてしまいました。ですが、
充電量の表示は84%!!
その後、約1時間30分の短い時間で100%フル充電が完了です!!
注意
今回の充電テストでは、電力量が1050Wほどが40〜50分ほど継続して家庭のコンセントから電力を必要としました。
ですので延長コードなとを使わず、宅内壁面コンセントに直接繋ぎ、他の家電と同時に使ったりするのは控えたほうが良いかと思われます。
電力使用が多すぎる場合ブレーカーが落ちたりする可能性も考えられます。
定格出力1600Wを検証
このテストは避けれませんね。
液晶パネルと反対側にACコンセント差し込み口が6個あります。
スイッチを押してビープ音と共にLEDが点灯すると、コンセント出力6個を使えるようなります。
今回のテストに使うものは。
- ハロゲンヒーター(400W、800W切替スイッチ付き)
- ヘアドライヤー(1200W)
こちらを使って検証します。
ハロゲンヒーター400Wで使用時のEFDELTA液晶消費電力は390W前後。
ハロゲンヒーター800Wで使用時のEFDELTA液晶消費電力は780W前後。
そして、このハロゲンヒーター400W使用とヘアドライヤーフルパワーの1200Wを使用するとどうなるか?
そこで、オーバーロードがちゃんと効くのか検証しようかと、
ハロゲンヒーターを800Wのスイッチに切り替えてみると?(合計で2000Wになる計算)
なんと!!液晶表示は2000Wは超えずでしたが数分ほどは
2000Wぐらいまでならちょっとの短時間なら使えそうです。
ここまで安定して動いてくれるとなると、
検証してみました。
もちろんちゃんとコップの水も熱くお湯になってました。
左側の「01」Hours という表示はこの出力(922W)だと約1時間使用できるって事なので、
電子レンジ600WでこのEFDELTAのポータブル電源(100%充電時)があれば1時間ほど使えるという事。
仕事で電力供給がない場所等での工具使用時にも役立つのではないでしょうか。
まとめ
気になった点が2つ
専用アプリが非対応
「RIVERシリーズ」と「DELTAシリーズの数種」(EFDELTA以降に発売された機種)には
アプリでの細かい設定や管理などもできます。が、このEFDELTAにはその機能は付いてないのが残念かなと。
なくても問題はないと言えばないのですが。せっかくの高額なポータブル電源だけに付いていればソフトウェアアップデートも可能なので。
X-Boost非対応
これもEFDELTA以降に発売された機種に付いてる機能で定格出力以上の電化製品を使っても、その電化製品のパワーを抑えてうご描くことができるテクノロジー。
EFDELTAの場合は定格出力が1,600Wなのでこれも問題ないのですけどね。
参考
この2項目に関しては最新機種で搭載されている機能ですので、フラグシップモデルのEFDELTAにはない機能です。ですが、根本の性能に関しては変わらないテクノロジーが使われてますのでそこまで問題ない点ではあります。
上記2つが搭載された新製品がよく、お手頃に手に入れたいのならば、「DELTA mini」はおすすめの商品ですよ。
総評すると、なんと言っても一度に使える電力が定格1600Wが安定して使えるという事はかなりの強みかと思います。
EFDELTA(1260Wh)は大容量のポータブル電源になりますので、どうしても大きさや重さはそれなりの質量になります。
ですが、充電時のアダプター部分が本体に組み込まれてる事も考えればこの大容量の割にコンパクトにまとめられてるかと。
これぐらいの大きさならミニバン系の積載に余裕が作れるキャンパーさんならキャンプに持っていけますよね。
キャンプなどのアウトドアに。もしもの災害時に。
ご家庭のほぼ全ての家電製品が使えるこのポータブル電源・DELTAシリーズの「EFDELTA」
お勧めできるポータブル電源です。
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