我が家ではBLUETTIのポータブル電源は既にキャンプなどで活躍中なのですが、
今回、この最先端のポータブル電源を使わさせて頂く機会をもらえましたので、
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BLUETTI ブルーティ AC300 + B300
個人的には数あるポータブル電源の中でもBLUETTIのキューブ型のデザインが好きですね。
ご貸与品
本記事はメーカー様からご貸与頂き記事を作成しております。
SPEC
上のAC300は最大3000Wまで出力できるモジュール型の電源システムです。単体では使えません。
下のB300がバッテリー部分で両方で使うと最強なポータブル電源システムとなります。
(B300は単体でもポータブル電源として電源を端末に供給は可能です。)
製品名 | AC300(電源システム) | B300(バッテリー) |
バッテリータイプ | - | リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFeP04) |
サイクル回数 | - | 3500回+(80%)、6000回+(50%) |
AC入力 | 日本の一般的な家庭のコンセントから1500W、100V. 内蔵アダプター充電器3000W(MAX),120V. |
500W(単体での充電の場合) |
PV入力(ソーラパネルなど) | 1200W x 2 (B300と接続必要) | 500W |
AC+PV入力 | 5400W(MAX),(B300と接続必要) | 700W |
カー充電 | 11.5 - 14.5V; 23-29V、7.9 - 8.4A | 12/24V、8.2A |
AC出力 | 3100W < load < 3750W, 2分; 3750W < load < 4500W, 5秒; 4500W < load < 6000W, 500ミリ秒; |
AC出力ポート無し |
DC出力 | 1x24V/10A シガーソケットポート、 1x12V/30A RVポート、 |
1x12V/10A シガーソケットポート |
USB出力 | 2 x 5V/3A USB-A、 2 x 18W USB-A、 1 x 100W USB-C、 |
1x18W USB-A、 1x100W USB-C、 |
ワイヤレス充電 | 2x15W Wireless Charging Pad | なし |
スマート接続 | Bluetooth & Wi-Fi | なし |
環境要素 | 5充電環境温度:0〜40°C、 放電温度環境:-20〜40°C、 保管環境温度:-20〜40°C、 |
5充電環境温度:0〜40°C、 放電温度環境:-20〜40°C、 保管環境温度:-20〜40°C、 |
サイズ | 520 x 320 x 358mm | 520 x 320 x 266mm |
重量 | 21.6kg | 36.1kg |
保証期間 | 48ヶ月 | 48ヶ月 |
機能詳細
【可搬型新世代ポータブル蓄電池】
BLUETTI 高出力&大容量BLUETTI AC300+B300は、大容量で高出力なので、短期間であれば家庭の電力供給も可能。
セットアップはとても簡単で、電源スイッチを入れるだけです。ご家庭に届いたその日から、すぐにご利用になれます。
いつも家の中で使っている電気製品を外に連れ出し好きなところで使えるようにしてくれます。
発電機より静かで手軽かつ排気ガスのにおいの心配もなく安全に使えます。
アウトドアという非日常のシーンで、いつもの電気製品がそのまま使えるのです。
家庭のベランダや庭でさえも、気軽にキャンプ気分が味わえる素敵な空間に変わります。
【バッテリー容量を増設可能】
BLUETTI AC300の蓄電部はB300拡張バッテリー、必要な電力容量に応じて増設できるモジュール式です。
B300拡張バッテリー1台あたり電力容量は3,072Whもあり、最大で4台まで増設可能です。
4台増設の場合の電力容量は12,288Whになります。
【最大2,400Wのソーラーパネル充電が可能】
BLUETTI AC300+B300はデュアルソーラー充電に対応できます。
最大2,400Wのソーラー充電が可能です。
ソーラー発電からB300(3,072Wh)拡張バッテリーへ充電する場合、最短1.5時間で満充電が可能です。
天気に左右されるところはどうしてもありますが、
ポータブルソーラーパネルでの充電もひと昔に比べると転換効率が高く高品質なものになってきております。
【2台のAC300を連結して単相200Vの家電も使用可能】
200Vコンセントが必要な高出力家庭電気、工具などを使用の場合、オプションのP030AでAC300を2台直列に接続し、最大8台のB300(AC300ごとに4台)を接続することで、200V、6,000W、合計24,576Whまで昇圧できるようになります。
*接続ボックス(P030A)は別売りです。
【様々な組み合わせで急速充電が可能】
AC300+B300は家庭用コンセント、発電機、オプションのアダプター充電器、カー充電、 鉛蓄電池、EVステーション、風力発電機、と数多くの充電から充電方法があります。
AC300は2つの充電ポートがあり、組み合わせで多種類の充電方法があります。
入力ポートはAC充電に対応する「CP1」とDC充電に対応する「CP2」が用意されています。
入力ポート[CP1] と[CP2]を組み合わせでデュアル急速充電が実現できます。
例えば
【UPS機能付き】
UPS(無停電電源装置)とは?
予期せぬ停電や、入力電源異常が発生した際に、電源を供給する機器(負荷機器)に対し、一定時間電力を供給し続けることで、機器やデータを保護することを目的とした装置です。
デスクトップパソコンやファイルサーバーの場合、ほんの一瞬の停電でもデータ消失や電子機器の破損を引き起こす可能性があります。
電力供給が途切れないようにバックアップ電源としてBLUETTI AC300+B300を介して使用すれば、そのような悲運に悩まされることはありません。
オプションのUPS(無停電電源)ボックスを使って分電盤に統合することも可能。
※ご注意:弊社のワイヤレス充電装置には熱探知機能が搭載されており、給電中に温度が上がると保護回路が働き給電を止める機能がございます。
[アプリで遠隔操作やモニタリングが可能]
BluetoothやWiFiを通じてデバイスに接続でき、スマホでどこにいてもリアルタイムでデバイスをモニタリングや動作設定管理ができます。
ファームウェアのアップデートや、アフターサービスなどの問い合わせもアプリからできます。
商品が自宅に到着して驚く
AC300+B300の本体合計重量が58kgあるのは知っていたので、大きい荷物だろうとは思っておりました。
当方の自宅は玄関が二階のため、宅配業者の人と一緒に玄関まで運ぶのも苦労しました。
中身を出せばこれぐらいの大きさになります。
注意ポイント
パッケージ(二重段ボールケース)自体も体重計で測ってみるとAC300の梱包は約7kgあり30kg近い荷物、B300梱包は約8kgで45kgの荷物とかなりの重量です。
僕は一人で腰を痛めない様にw 時間をかけて部屋に運び込んで開封できましたが、できれば2人で運搬と開封設置作業はした方がいいです。
AC300詳細
AC300はいわゆる頭脳や心臓部分に当たる核なる機能が搭載されたもの。
バッテリーは搭載されていませんので単体では使えません。
ですので拡張バッテリー(B300など)と一緒に使う事になる訳です。
これだけの代物ですので、パッケージ梱包もクッション性などもしっかりとしております。
パッケージ内に入っているものは、
AC300本体、ケーブル類が入ったバッグ、取扱説明書、補償カード、QC証明カード。
あと、画像では一番右の箱に入っていたものはLAAF(Light An Aflican Family)プログラムへ参加御礼トロフィー。
BLUETTIがAC300の売り上げの一部を電気のないアフリカの人達へ寄付する活動を行なっており、
購入する事により寄付活動協力した事になり、その御礼の証のトロフィーのようです。
ケーブル類は3種類で、左から
・AC充電ケーブル
・多機能DC充電ケーブル
・カーチャージケーブル
本体正面を見ていきます。
まずは電源ボタンと「DC OUTPUT」。
電源ボタンを押すとグリーンのリングライトが点灯します。
・USB-C 100W 1ポート。
・USB-A 18W 2ポート。
・USB-A 5VSC/3A 2ポート。
・12VDC/30A 1ポート
・24VDC/10A 1ポート
続いて「AC OUTPUT」を。
いわゆる家電のコンセント用が
・20V MAX 6ポート。
・30A MAX 1ポート。
上面には
側面には
左右に接続端子があります。
左側はバッテリーを充電する接続端子が並んでいて
・AC INPUT 100V-120VAC/30A(主に家庭用コンセントなど)
・DC INPUT 12-150VDC/12Ax2(ソーラパネルなど)
・Communication interface
右側はの端子は拡張バッテリーのB300などを繋げる
・BAT 01、BAT 02、の2つ。
続いては拡張バッテリーに当たるB300を見ていきます。
B300詳細
こちらが大容量のバッテリーのB300です。
リン酸鉄リチウムイオンがびっしりと詰まってる感がビンビンの重量約36kg!!
こちらもしっかりとした梱包です。開けると、大きなケーブルが目につきますね。
パッケージ内に入っているものは、
・B300本体
・拡張バッテリー接続ケーブル
・PV入力ケーブル
・取扱説明書
・補償カード
・QC証明カード
これはAC300とB300をつなげる為に必要な拡張バッテリー接続ケーブル。
長さが約110cm・ケーブル直径が2cmとかなりしっかりしております。
拡張バッテリーですが、こちらは単体でも使うことも可能です。
その場合の出力ポートは最低限といった感じで、
・USB-C 100W 1ポート
・USB-A 18W 1ポート
・シガーソケット 12VDC/10A 1ポート
左側は充電ポート端子類の
・DC INPUT 12-60VDC/10A
・Adapter 58.8VDC/8A
右側はの端子はAC300や拡張バッテリーを繋げる
・BAT 01、BAT 02、の2つ。
セットアップ手順
セットアップは至って簡単です。
step
1AC300とB300をケーブルで接続する
AC300にはバッテリー部分はないので、B300と接続します。
接続するには先ほどもお伝えした、拡張バッテリー接続ケーブルを使って接続します。
接続端子箇所(BAT01,BAT02)はどちらと接続しても問題はないようです。
ですので最短距離で接続できる接続(A300はBAT02、B300はBAT01端子を使用)にしております。
(複数個のB300を接続する場合は要確認。)
ケーブルの差し込みにはロック機能もありますんで、不慮に抜けてしまう事を防止してくれます。
step
2電源ボタンを押す。
電源ボタンを長押しで押す。そうするとボタンのリングライトが緑色に点灯して電源が入ります。
ケーブルで接続されている状態ならばAC300の電源ボタンでも拡張バッテリーの方のB300の電源ボタンを押しても連動して片側のスイッチオンで両方とも電源がオン(オフ)になってくれます。
step
3充電を行う。
購入してすぐの拡張バッテリーB300はフル充電状態ではないので、充電しましょう。
充電する場合もAC300と接続した状態で充電を行います。そうすると先に機能面で説明した複数の充電方法で急速充電が可能です。
B300単体でも別売りのACアダプターを使用するか、ソーラーパネルからも充電は可能です。
今回は一番一般的なAC充電(家庭用コンセント)から充電しました。最大1500Wの高速充電が可能になります。
必ず元(壁面など)のコンセントに差し込んてください。充電にかかる電力が最大1,500Wになります。タコ足配線などの延長コードやコンセントから電源を取ると家電製品に不具合が起こったり、家庭のブレーカーが落ちたり不具合が起こる可能性があります。
step
4アプリで設定する。
スマホのBLUETTIアプリをダウンロードしてひとまずBluetoothで接続をし、
ユーザー登録と製品登録をするファームウェアをアップデートする。
上記画像は実際にアプリでWiFiに接続してモニタリングしてみた時の画像です。
私の場合、ファームウェアでIoT項目をアップデートするとWiFi接続の設定が行えるようになりました。
多種類からのデュアル充電が可能
今回は季節的に我が家のベランダでは太陽光が入ってきにくい為、接続テストだけではありますが、
デュアル接続充電をしてみました。
AC300には上記の詳細画像でお伝えした通り、入力端子は二箇所(AC INPUT、DC INPUT)あるので,
AC INPUTにはコンセントから充電して。
DC INPUTには多機能DCケーブルを使って、並列充電で2通りの充電が可能になります。
ケーブルにDC1±端子かDC2±端子か表記がありますのでそれに合わせて接続していきます。
注意ポイント
今回はDC1接続にソーラーパネルを接続して、
DC2にシガーソケットから充電(本来は車のシガーソケットなどからが理想ですが、ベランダなので別のポータブル電源から充電してみました。)
これを駆使すれば大容量のバッテリーも急速充電が可能と言う訳なんです。
3000W出力をテスト使用
実際に高出力で動くと思いますが、テストで3,000W近くまで出力してみました。
テスト環境はこんな感じでやってみました。
- AC出力:電子レンジ
- AC出力:電気ポット
- AC出力:ヘアドライヤー
- USB-C:カメラバッテリー
- ワイヤレスチャージ:iPhone充電
この環境で全ての家電を動かしてみると合計で2,900Wほどの消費電力になりました。
5分ほどフルで稼働させてみましたが、ファンなどの動作音もほとんど気にならず、
当たり前ではありますが、安定して動いておりました。
これだけの出力でも安定して家電製品を同時に動かせれるのであれば、
もしもの停電などの災害時にも大いに役立ってくれることは間違いなしですね。
AC300+B300(3072Wh)で家電を稼働可能な時間
どの家電も使用中は一定の電力消費ではない為、一概には言えませんが、
ポータブル電源のバッテリー容量は「Wh(ワットアワー,1時間の消費電力)」を確認します。 例えば消費電力が60Wの家電製品を5時間使いたい場合は300Wh(60W×5h)、 150Wの家電製品を3時間使いたい場合は450Wh(150W×3h)のバッテリー容量が必要ということになります
そう考えるとこのB300のバッテリー容量3072Whは、
- 1000W出力で約3時間。
- 500W出力で約6時間
- 100W出力で約30時間
もし災害時などでこれを使うとしても、節約しながら最低限の電力を使っていくでしょうから、
1家庭で1〜2日分の電力は確保できるのではないでしょうか。
使用環境を考える
実はこのAC300とB300をお借りして記事を書かせて頂くお話を頂いた時からずっと考えている事なんです。
なぜならこの大きさと重量(合計約58kg)がどうしても使う場所が限られるのかなと。
持ち運びももちろん可能ではありますが、そんなしょっちゅう持ち運ぶようなポータブル電源でもないと思います。
あと何と言ってもこの頑丈そうな接続ケーブル。コンパクトとは言えまえんが、一重ぐらいなら可能ではあります。
本体幅(52cm)とケーブル幅(25cm)を取るとなると約80cm程のスペースが必要になってしまします。
(ケーブルの前側はスペースがありますので収納をうまく考えれば問題ないかもですが。)
私のように1〜2泊程度のキャンプに持って行くならば、ここまで大きなものは必要ありません。
車中泊などで使えるかとも考えましたが、アメリカなどのトレーラーハウスを引いて行うキャンプぐらいの規模ならば大いにアリだと思います。
ですが日本国内では、軽自動車や小型乗用車の車中泊ができるくらいのものが主流ではあります。
そこでこの体積と重量のバッテリーを搭載するとなるとかなりの場所をとってしまいます。そうなると選択肢に選ばれる可能性は低いかと。
こんな方におすすめ
こんな方におすすめ
- 大きなキャンピングカーやトレーラーなどを運用している方。
- 今流行りの自分の山でキャンプや、山小屋などで電気を引いてない方の電源システムとして。
- ガレージなどの趣味空間の電源確保として。
- 職場や工場などの補助電源として。
- どうしても電気がない場所での長時間作業で電動工具の運用が必要な方。
- 野外イベント等で電力を必要とされる方。ガソリン発電等よりも安全で静かです。
- 災害時の自宅の数日分の電源として。
- 自宅や事務所などでサーバー機を運用していてもしもの時の補助電源(UPS機能)として
こういいったシチュエーションでポータブル電源を考えられてる方には、
大容量で高出力、そして長寿命で安全!
何と言っても大きいだけにデザインがシンプルでかっこいいのは置いていても様になるのは重要だと思いますしね。
大容量・高出力のポータブル電源は高額なので購入にあたっては慎重になるのも当然です。
BLUETTIは家庭用ポータブル蓄電池の最先端をいくメーカーの一つです。
製品補償も標準で48ヶ月と長いですし、アフターサービスにも定評のあるBLUETTI製品を選ぶ価値は大いにあると思います。
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