参考までに
今回バッテリー交換を試みた車両はゴルフ トゥーラン(形式:DBA-1TCZD)です。
同じフォルクスワーゲン ゴルフシリーズには共通したところが多いと思いますので
バッテリー交換の参考になれば幸いです。
数日前の事。
朝、子供を送る為に車に乗り込みエンジンかけようとしたら、
キュルキュルキュル、ジジジジジ、と音がしてエンジンがかかりません。
まさか!!と思いながら何度か回したらエンジンがなんとかかかりました。
ホッとしたのも、メーター辺りを見ると警告らしきメッセージが。
エラー:start/stop システムエラー、Front Assist は使用できません。
などなど、エラーメッセージが出ます。
ナビ画面で車輛ステータスをみると
エネルギー需要が高すぎます
だって。
バッテリー上がりだろうと推測はついたので
ネットで情報収集。
フォルクスワーゲンのアイドリングストップ車のバッテリーは突然切れるとの書き込みが多数ありました。
そのほとんどの方は突然バッテリーが死んでエンジンがまったくかからないとの事でしたが
私の場合はエンジンがなんとかかかります。
この差は何か知りたくて色々調べたのですが、同じ症状の人はネットでは見つからず。
そこで勉強がてらこんなもの買ってバッテリーの状態を調べてみました。
クリックできる目次
バッテリーテスター(バッテリーチェッカー)
液晶画面でCCA値などバッテリーの劣化状態などを数値で判断できるものです。
CCA値とは?
CCA (Cold Cranking Ampere)とは、コールド・クランキング・アンペアの略で、バッテリー規格「性能基準値」の表し方だそうです。
詳しい事は難しいので私もよくわかりませんが(^_^;)
簡単に言うとこのCCA値が高い方がバッテリーが元気、バッテリーが新しい(劣化していない)って事のようです。
ではどういう風に計るかというと
ゴルフ7系やトゥーランなどに載ってる初期バッテリーは「6R0 915 105 B」のこれで、
680A ENってところがCCA値のようです。なので680CCAって事になります。
まずバッテリーのプラス端子に赤のクランプを挟み、
次にマイナスの端子に黒のクランプを挟みます。
音が鳴り起動しますので、CCA値を入力してOKを押します。
しばらくすると結果が表示されます。
診断結果は?
・結果はLOWバッテリーが音と共に点滅してました(^_^;)
・電圧値:エンジンを掛けていない状態で計測した時の正常値は12.5V~13Vぐらいらしいのですが、
10.1Vとかなり低くこれだとなかなかエンジンが掛からないのも納得です。
・CCA値:70%を切るとバッテリー交換した方がいいとの事で、
197.1CCAと表示され、680CCAから考えると28%程しかなく、即交換決定ですね(^_^;)
そんな訳で充電したらまだ使えるのか?と交換するか迷っていましたが
即、交換する決断ができました。
互換性バッテリー (VALTA 570-901-076 E39 AGM)
初期搭載のバッテリーと同じものは残念ながら手に入らないので、
互換性のあるバッテリーを購入。
念のため新しいバッテリーテスターで測ってみると
充電も満タンですし、12.76Vと当たり前ですが正常値。
ACCも表記が760ACCのバッテリーですが933.8ACCと値を超えてます(^_^;)
新しいバッテリーってこんな感じなんですかね?
簡単にこの記事を書こうと思ってたのですが
詳しく書き出したら意外と長くなっちゃてるので
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私の場合まだバッテリーが生きてるので、車の設定などのメモリーを活かそうとこんなのも用意しました。
カーメイト メモリーキーパー
いわゆる車のメモリーバックアップ(データ消滅を防ぐ)です。
車のコンピュータ設定やユーザーが設定したもの、時間やナビの自宅とか登録地点などが
バッテリー外すとデータが消えてしまうのでそれを防ぐ為に短時間の予備電源を確保できるって物です。
単四電池が6本必要です。
電池入れると左の電池マークの赤ランプが点灯します。
運転席の↑ヤジルシの辺りを覗き込むとOBDⅡコネクタがあるのでそこに差し込みます。
そうするとメモリーキーパーの2つ目のライトも点灯します。
メモリー保護電力は確保したことになります。
ここからいよいよバッテリー交換です。
バッテリー交換方法
バッテリーはこのボルト(13mm)1本とシルバーのステーで固定されています。
このボルトをまずは外します。
外すとシルバーの固定ステーも外れてバッテリーも動く状態になります。
バッテリーのプラス端子(手前)とマイナス端子(奥側)が止めたある10mmのナットを外します。
外す順番は最初にマイナスを外して、次にプラス端子を外します。
外すとこんな感じ。バッテリー液漏れしてて白く汚れてました(^_^;)
念のため。軍手でプラス端子とマイナス端子を漏電しないように保護してます。
この時点でメモリーキーパーのライトが左と右の2つの点灯になってればちゃんと保護回路でメモリーがキープできてるって事です。
ちなみにバッテリーの+-端子外した後、数十秒後にこのように点灯しました。
なかなか右のライトが点灯しなくてちょっとビビりましたが大丈夫でした。
劣化した初期バッテリーとの記念撮影。
サイズは当たり前ですが同じですね。
新しいバッテリーを載せる前に保護布を先に被せておいて。
バッテリーを元あった位置に載せて、
端子を付ける順番は外す時とは逆で
プラス端子から先に付けてその後マイナス端子を点けます。
シルバーの固定ステーを13mmボルトで固定して完了です。
取り外し取り付けの作業時間は30分程だったでしょうか。
バッテリー交換を終えての感想&注意点
新車時から3年4か月、16,800キロでの交換となりました。
アイドリングストップ車バッテリーとしたらこんなものなんでしょうか。
それにしてもあんまり距離乗ってないのでなんか恥ずかしい(^_^;)
交換自体はそこまで難しくはなく、初めてでも30分あればできる作業だと思います。
ただバッテリー重量が20キロほどあるのでめちゃくちゃ重たいです。
交換を挑戦される方はギックリ腰にはくれぐれも気を付けて作業してください。
メモリーバックアップは完全にバッテリーが上がってしまった場合は必要ないです。
その場合はメモリーが消去されてるのでバッテリー交換後にエンジンを掛けるとエラー警告ランプが色々と点灯するみたいです。すぐに消えるらしいですけど。
私はエラー警告などでなかったので無事にメモリーバックアップ出来ていたという事ですね。
交換後、軽く運転してみましたが、アイドリングストップもちゃんと作動してました。
今度の点検でディーラーに行った時にバッテリー交換した事を伝えて点検テストしてもらえばいいかなと思います。
ちなみに3年目の車検時にディーラーでバッテリー交換を推薦されましたが、大体5万円弱したと思います。
それが今回バッテリーとその他で2万5千円ほどで済んだので約半額でできちゃいました。
浮いたお金でキャンプ行くもよし!キャンプギア買うもよし!
バッテリー交換は簡単な作業なので是非挑戦してみてはいかがでしょうか。
今回の僕は節約します(^_^;)
最後まで読んで頂きありがとうございました。